アルメニア
アルメニア はシルクロードに沿って位置する、最古のキリスト教文明のひとつで、その最初の教会は4世紀に設立されました。その後には、ビザンチン、ペルシャ、モンゴル、トルコの統治時代、そして独立の時代をへて、翻弄されました。その豊かな文化的建築遺産は、さまざまな伝統の要素を組み合わせています。アルメニア語はインド・ヨーロッパ系の一部ですが、アルファベットはとてもユニークです。
今日、 アルメニア はありとあらゆる観光資源を持っています:
多くのホテルは建設されているところで、マウンテンスキーリゾートであるヴァナゾール、ザクカゾル、ディリジャン、アンカバンが新たにリニューアルされつつあります。温泉リゾートのアルゾニや、セヴァンの観光施設も開発中です。アルメニアでは、マウンテンスキー、ラフティング、渓谷釣り、湯治、狩猟、マウンテンバイクなどを体験することができます。
アルメニア で訪問するサイト
エレバン
アルメニア の首都エレバンはローマよりも古く、紀元前782年にエレブニの名で創設されました。4世紀、 アルメニア は世界で最初にキリスト教を国教と宣言した国です。何百年にも及ぶアラブ、モンゴル、ペルシャ、トルコとの紛争でも、アルメニア人の信仰、文化、言葉は生き続けました。エレバンは1512年から1735年までに14回支配者が変わっています。
現在のエレバン中心部には、 アルメニア とロシアのデザインの融合の結果、幅広い建築様式が見られます。エレバンは、街の中心にある共和国広場から放射状に広がる大通りと、中心街を囲む公園道路の環でレイアウトされています。街の南には雪で覆われたアララト山、北西には最高峰のアラガツ山と、エレバンは山に囲まれています。
アラガツォトゥン地方
アラガツォトゥン地方はアルメニアの西部にあり、三方が山に囲まれています。その1つアルメニアの最高峰アラガツ山(4,090m)は、アラガツォトゥン地方の名前の由来です。アラガツォトゥン地方はトルコ国境まで伸びています。
ガルニ神殿
エレバン郊外のアザート渓谷の崖に立つガルニ神殿は、ユネスコ世界遺産に登録されています。巨大な玄武岩ブロックの壁があるこの神殿は、かつてアルメニア王のティリダテス1世の夏の離宮でした。1679年の地震で破壊されたこの神殿は、近年、アルメニアの建築家によって修復されました。王室の浴場とその印象的なモザイクには熟練した技術が受け継がれています。
ゲガルト修道院
岩山を掘りぬいて造られたゲガルト修道院は、別名、岩窟修道院とも言われ、アルメニアで最も魅力的な建築物の1つです。アザート渓谷の谷間にあるこの教会は、1215年に建てられました。教会は鍾乳洞でできた建物につながっています。この建物には、修道士の部屋、教会、墓、岩から切り取られたハチュカル(彫刻された十字架石碑)があります。まだ教会は機能しており、洗礼式と子羊の生贄の儀式が時々行われています。
ゲガルト修道院はユネスコ世界遺産に登録されています。
エチミアジン
117年にヴァガルシャパトとして設立されたこの町は、かつてはアルメニアの首都で、果物やワインで知られる農業中心地でした。しかし現代では、アルメニアの精神的中心として、アルメニア正教最高総主教がいる地としてよりよく知られています。2000年にユネスコ世界遺産にも登録されており、世界中のアルメニア人にとって重要な巡礼地です。聖グレゴリーが神からの予言を受けて、エチミアジン大聖堂は4世紀にこの地に建てられました。
セヴァン湖
セヴァン湖は標高1900mに位置する、世界で最大の高山湖のひとつです。2つの山間の窪みを埋め尽くす華麗な湖は、エレバンの人々から愛されているリゾート地です。1930年に、水力発電に湖水を使用するソビエトの計画で水位が急速に低下し、その結果ビーチやリゾート施設が新しい湖岸にできました。過去、セヴァン修道院は島にありましたが、水位が下がり湖畔の修道院となりました。現在、湖の水位を取り戻す作業が進められており、2005年、セヴァン湖の水位は再び上昇し始めています。
ホルヴィラップ修道院
この小さくて強固な修道院は、アララト平野の丘の上にあり、その後ろには雪で覆われた大小のアララト山がそびえています。聖グレゴリーはティリダテス3世をキリスト教に改宗させる前に、13年間ここに投獄されていたと言われています。アルメニアで最も美しい場所のひとつです。
タテヴ
タテヴの屈強な要塞修道院は9世紀に建設されました。急な渓谷を見下ろすこの修道院には、人文学や写本を教授していた有名なタテヴ・アカデミーの創始者たちによる、フレスコ画に彩られた聖ペテロ・パウロ教会があります。中庭には、10世紀に建てられた、ガヴァザンと呼ばれる地震の微妙な揺れを感知するために建てられた柱があり、手で触れると傾きます。
ハグパット修道院とサナヒン修道院
ハグバット修道院とサナヒン修道院は、10世紀に設立されました。これらの要塞修道院は、200年以上に渡り、文学、芸術、教育の中心地として栄えた修道院でした。趣のある石造りの教会、鐘楼、霊廟、数多くのハチュカル(彫刻された十字架石碑)で構成されており、ビザンチン教会建築とコーカサス建築との融合で生まれた、優れた建築例です。
ハグパット修道院とサナヒン修道院はユネスコ世界遺産に登録されています。
アシュタラク
アシュタラクはアラガツ山の南斜面に位置しています。この地域は遥か古代の時代から住居として存在していました。今日は石のモニュメントと古代の埋葬地が点在しています。アシュタラクの村を観光する前にぜひ、この印象的な古代遺跡を訪ねてみて下さい。
オハナヴァンク、サグモサヴァンク、テーガー修道院はすべて13世紀クルドの王子・バクリィアンによって建てられました。オハナヴァンクはオリジナルの木造建築(異教の遺跡に建てられた)から再建され、アルメニア国内の大規模な教会の最も優れた例の1つです。サグモサヴァンクとテーガーは、この時代の典型的なドーム型建設を代表しています。また、この地域には王室のために4世紀に建設されたアルシャキドゥ廟があります。
ロリ地方
ロリ地方はジョージア国境に面するアルメニア北部の地方です。最も緑豊かで、最も美しいロリ地方は、主に深い川の渓谷が切り開いた高原に位置しています。 これらの渓谷に沿って人々はまばらに住んでいます。この渓谷で最も重要なのはデベド川であり、アルメニアで最初の修道院が川に沿って数多く建てられました。
アルメニアへの行き方
空路
エレバン の西10kmに位置するズヴァルトノツ国際空港(IATA:EVN)は、アルメニアの主要国際空港です。 アルメニア旅行
アルメニアの航空会社はアルマヴィア航空(2013年に運行停止・倒産)であり、CIS諸国、ヨーロッパ、中東の各地へ就航していました。西アジアの航空会社(シリア、イランなど)も空港に就いています。
CIS諸国から頻繁に便があります。ロシアの航空会社には、アエロフロート、S7、ウラル航空、ポレットエアラインズ、クバン航空、サラトフエアライン、タタスタンエア、UTエア、ヤマルエアラインズが含まれます。 その他には、ベラビア航空(ベラルーシ)、ドネプロアヴィア航空(ウクライナ)、SCATエアライン(カザフスタン)などがあります。
ヨーロッパのいくつかの航空会社もエレバンまで就航しています。チェコ航空、エア・フランス、オーストリア航空、LOTポーランド航空
ギュムリのシラク空港(IATA:LWN)には、ロシアから数便運航しています。
陸路
鉄道
ジョージア の トビリシ から1日おきに夜行列車が運行しています。トルコ及びアゼルバイジャンとの列車は現在不通になっています。
車
イランやジョージアを経由して、アルメニアに入国することも可能です。トルコ及びアゼルバイジャンの国境は閉鎖されています。アルメニアの旅行代理店は、国境まで車の輸送を手配することができます。また、トビリシまでの輸送を手配できるジョージアの旅行代理店もあります。鉄道やバスよりも費用は高くなりますが、プライベートカーはより快適で、その日の気分で、気ままに旅ができます。
バス(ジョージアから)
2014年現在、トビリシからエレバンまで約17 USドル(30GEL)の快適なミニバス(マルシュルートカ)が運行しています。ミニバスはトビリシ鉄道駅前の駐車場(地下鉄駅名:英語:ステーションスクエア/ジョージア語:サドグリスモエダニ)をAM9:00、AM11:00、PM13:00、PM15:00、PM17:00に出発します。
ミニバスは予約も可能です。(TEL+995 598 57 12 12)ロシア語、英語でもご予約可能です。また、このミニバスは、アラヴェルディ(ハグパット修道院とサナヒン修道院に最も近い街)を経由します。
- Visa-free travel
List of countries whose nationals are unilaterally exempted from the requirement of obtaining a visa.
List of countries, with which Armenia has a visa-free regime according to bilateral and multilateral agreements.
Citizens of foreign countries for whom a visa-free regime is set can stay on the territory of the Republic of Armenia for no more than 180 days during one year if no other term is defined by the international agreements of the Republic of Armenia.
- Visa on arrival or e-visa
Holders of all other national passports and travel documents are required to obtain an entry visa.
List of the countries whose citizens can obtain Armenian entry visas upon arrival in Armenia.
Online Visa (E-Visa)
If you qualify for a visa on arrival you may as well apply online for an electronic visa. An e-visa is helpful to avoid line-ups at the airport and not to waste time on filling out visa applications, getting local currency to pay visa fees etc. Apply for visa online - E-visa Portal
- Regular visa issued at the Armenian embassy
List of countries nationals of which could apply for visitor visa only with invitation.
For more information visit https://www.mfa.am/en/visa/