アバノトゥバニ( 硫黄温泉の公衆浴場 )
トビリシ旧市街のメテヒ教会対岸に見える、地面から突出した多数のドームを有するアバノトゥバニ( 硫黄温泉の公衆浴場 )は天然硫黄温泉による治癒効果があります。歴史学者たちの見解では、公衆浴場はおそらくアラブ統治期(7~8世紀)に建設されたと考えられています。繁栄期には約68もの 浴場がありましたが17世紀までの度重なる侵略によって破壊されてしまい、その数はわずか6に減少しました。 印象的なイスラム様式の建物は、オルベリアニ家の名前を冠したオルベルアニ・バスハウスと呼ばれています。ファサード上のモザイク様式は、イスラム文化の影響の名残が見られます。建物は17世紀後半のものですが、19世紀から20世紀にかけて大幅に改装されました。